株式会社美作共同バス さん

当社は大手バス会社が路線バスからの撤退を決定したことを受けて、美作市から依頼されて、2009年(平成21年)に(株)美作共同バスを設立し、現在に至っております。利用者の多くは美作市に1校と勝央町に1校開校している県立高校の生徒、そして、免許証を持たない高齢者です。既に設立当時から少子高齢者現象は進んでおり、年々バスの利用者も減少傾向ですが、地域住民の移動手段を担うという会社設立の目的を果たすために、日々、会社幹部と社員が業務に奮闘しております。当社が所有しておりますバスは5台、運行は4路線、社員は10名という少数精鋭の家族的雰囲気を感じる会社です。まもなく、会社設立してから15年を迎えますが、人々の生活も考え方にも変化が生じており、利用者減少の一因となっていると確信しております。それは、若者は都会に憧れ、都会の大学に入学すると実家には戻って来ない。或いは高校受験生も地元に拘らず、遠方の下宿が必要な高校へ進学する傾向が進んでいると伺いました。また、現在の75歳以上の高齢者の皆様も都会と比較して公共交通網が構築されていない過疎社会では自家用車が運転できるということ、即ち、免許証を持っていることは、日常生活を過ごす上で必要不可欠であり、目的の場所に行くために無くてはならない必需品であるという認識を持っていると考えております。しかし、このような現状の中で会社存続ファーストを優先して、路線バスの廃止や減便を実行すれば、交通弱者(高齢者、高校生等)の買い物や通院、或いは夢の現実を目指して勉学やスポーツに励んでいる高校生に大多な影響を及ぼすと認識しております。この点については会社設立以来、岡山県と美作市から地域住民の暮らしと交通弱者の基本的な日常生活を守るために必要な路線バス維持のために支援を受けております。しかし行政の支援だけでは、路線バスの維持は厳しいと思っております。この問題を解決するためには、多くの運転業務に精通した皆様の賛同と協力なくしては解決できません。是非、私たちと一緒に路線バスを活用して活気に満ち溢た地域づくりの一員として勤務されませんか。心優しい、人情味豊かな乗客を乗せて、過疎地から中心部へと向う道中で出会う緑豊かな山々と季節毎に変化する美しい風景を眺めて、運転してみませんか。どうか「バス求人サイト」を拝読いただき、興味を抱いた方はお気軽にお問い合わせください。お待ちしております。